蔵王温泉周辺 お出かけ日記1
蔵王中央ロープウェイ~鳥兜駅展望テラス(車いす利用調査)
新左衛門の湯(昼食)→ 蔵王中央ロープウェイ→ 鳥兜駅展望テラス-ソラマドcafeと約2時間の行程で車いすの方が利用できるか調査してきました。
蔵王スキー場は古くからの温泉街でバリアフリーが進んでおりません。その中でも少し人の手を借りて段差を乗り越えたりすることで利用できる施設をご紹介します。
新左衛門の湯と蔵王中央ロープウェイを車いす常用者の方がご利用の際は事前に電話確認お願いいたします。観光業ですので季節や土日等のご利用日時によって人員の確保が必要であると思われます。特にロープウェイの乗り降りにはスタッフで持ち上げるため人員準備が必要とのことです。
新左衛門の湯正面に見えるのが売店です。右側に足湯、左奥に優先駐車スペースがあります。
足湯です。車いす常用者は介助者の手を借りてこの段差をこえられれば利用可能です。 有料施設となります。売店でチケットを購入できます。

優先駐車場です。奥に見えるのが入口となっています。施設では、日帰り入浴や食事をすることができます。車いす用の入浴設備はございません。

入口の段差を超えられれば、エレベータでお食事処まで行くことができます。これまで車いす利用の方のご利用あるとのことです。事前にご連絡していただくとなお安心とのことでした。

入口右手には売店があります。売店内にありますトイレは広めです。

売店内のトイレは介助者の手を借りて使用できる広さです。社長さんに紹介してもらいました。

入口が2階部分となります。エレベータで1階へ移動すると、お食事処です。奥に進むと日帰り浴場となっています。

十割そばが人気のようです。メニューは新左衛門の湯(食事処 湯の花茶屋)でご確認できます。

小上がり座席が多くありますが、テーブル席がございますのでここで食事することができます。

「新左衛門の湯」道向かいが蔵王中央ロープウェイです。優先駐車スペースはありませんが、冬季の利用客に合わせた広い駐車場です。夏場の利用であればドアがふさがらないような場所を探して駐車することも可能かと思います。

蔵王中央ロープウェイ入口になります。左手に乗車券売り場があります。車いすでの乗車時は、こちらで申し出てください。(事前に電話連絡していただくとスムーズかと思います。)

蔵王温泉は古い建物が多くロープウェイも例外でなく、バリアフリー化は進んでいませんが、多くのスタッフさんが「車いす利用者さんは私たちが持ち上げますから」と言ってくれました。ただ、大人数の車いす利用者には対応は難しいかと思います。

ゴンドラ乗り場はフラットになっていますので乗り降りに関してはスムーズに行えるかと思います。

蔵王中央ロープウェイは100人乗りゴンドラです。蔵王にあるゴンドラでは最大の乗車人数です。

右手に見る山が龍山です。真正面奥には天気が良ければ月山が見えます。

中央ロープウェイ上駅にある周辺地図です。ご家族でお越しの際は、車いすの方はのんびりと空窓カフェで景色を眺望しながらお茶をしている間に、少し周辺を散策することもできると思います。

空窓カフェは広めのテラスがあり座席もゆったりしていて、カフェ内は車いすでも自由に回れます。 蔵王中央ロープウェイ

店内奥にはバリアフリートイレもあり、オストメイトトイレも設置されています。

テラスからは蔵王山頂上が眺めることができます。この辺一帯は蔵王中央高原と言われています。夏の暑い時期は平野部から比べると過ごしやすいです。

テラス横に高低差のある階段があります。中央に見える階段を降りられれば少し散策できそうですが、高低差はあります。

正面に見える山が蔵王山山頂です。鋪装された道がつづきます。この坂が大丈夫であれば片貝沼周辺までは往復できそうです。
<まとめ>
蔵王温泉は山形県の観光の要所として有名ですが、古い建物が多く車いすで訪れるには難があると思います。
今回新左衛門の湯、中央ロープウェイは少しお手伝いがあれば利用できる施設として紹介しました。
中央ロープウェイの複数のスタッフの方に車いすの方のゴンドラ利用を聞くと「ロープウエイ乗車は私たちが持ちますから」と皆さん答えてくれました。ロープウェイの乗り降りに対しては手を貸してくれるそうです。ただ利用される日時や人数によって対応が難しいかもしれませんので、できれば事前にご確認いただきたいと思います。
家族連れで蔵王に訪れる方の中には車いすの方はテラスでお茶を飲んで待っている間、歩ける方は1時間程度の散策をするグループもあるそうです。ぜひ蔵王の自然を満喫していただければと思います。