100円バス試乗調査

車いす乗車するところ  座席の調整

参加者の声から

10月19日(土)「100円循環バス試乗」の感想

高橋玲子

 

 障害者がバス利用して町に出ないからか、利用者がいないので運転士の対応が出きないのか、どちらが悪いのか?

スロープの点検もしていなく、乗り口のスロープを出すのも大変で、車イスを固定するロープ(?)もバスにはのせていなく、座席(2席分)を場所確保するだけで、手すりにつかまるだけでは不安定で、こわかった。

 まえにも一度、試乗している時と同じだった。(1年ぐらいまえ)

 スロープ、固定することや、座席を上げるなどの点検はしていないのだと、あらためておもった。

 他の乗客の方は、手伝ってくれたり、いやな顔もしなかったが、運転士さんの態度がすごく感じ悪かった。

 バスのインターホーンは乗車する前では、使用するのは困難で、1人では乗車できないという結果になった。

 そして運転士さんの「障害者の人は1人では利用しないで、前もって連絡して欲しい・・・」と言っていたと聞いたときは驚いた。

 七日町を車イスで買い物なんて1人ではできないのかな!?

 車イスをこいで段差のある障害物だらけの道を行くのは大変なので100円バスだけでも1人で利用可能になるように、働きかけたい!!

 


山形中心街百円循環バスに乗って

近野孝喜

 駅西口に集合して、ケーブルテレビ山形の人たちの取材を受けながら、西口EVに乗り、駅通路を通り、新しく出来ていた東口ペデストリアンデッキのEVから下に降りて、駅前バス停でバスを待った。待つ間、皆んなで色々話した中で、私の車椅子を全盲の石山さんが押してくれるたとえを、二人羽織りとおっしゃった方は、実にうまいネーミングをつけてくれた。

 バスは、小学生以下、障害者は無料と書いてあった。はじめは「そうなのか」としか思わなかったが、後々考えれば、JRに乗るのも半額だし、半額の50円でもいいような気がする。運転手の方がスロープを出して、引っ込めて、全て作業をするのに、無料でのるという方がおかしい。私が運転手の立場なら、いやみのひとつもいいたくなる気持ちだ。福祉はやっかいで金がかかるという考えから福祉は金を生むという発想に転換すれば、また世の中違う風景が見えてくるのではないか。例えば、運転手の他にシルバー人材センターの人でも同乗して頂ければ、その方の就業もうむことになるし、運転手は運転に専念し安全運転に集中できると思う。

 一周りして、駅東口で待っている間、トイレに行きたくなり、待合室を右に出て、突きあたり左側の車椅子用トイレに入った。ドアは西口よりもきっちりあけて、ストッパーがかかりOKだったが、内カギが取手の上の方にしかなく、手を伸ばさなくては、とどかないところにあるのはデメリット!!


100円循環バスとは?

 中心街100円循環バスは、山形市内の中心商店街の活性化を図るため、また、中心街の交通渋滞緩和や高齢者の移動手段を確保するために実施している事業で、JR山形駅と香澄町から七日町にかけての中心街を運賃100円(小学生以下は無料)で運行しています。

運行時間:9:30~18:30

運行地域:中心市街地

料金:100円(但し、小学生以下は無料)

 

路線ルート
山形駅東口→山形センタービル前→十日町 (カバンのフジタ前)→中央郵便局→本町 (八文字屋前)→七日町 (大沼前) →旅篭町二丁目 (市役所南口)→旅篭町四辻 (旅篭町新道)→霞城公園前 (教育会館前)→NHK前→すずらん街 (山形イン向)→十字屋前→山形駅東口